タブラ奏者 指原一登 オフィシャルサイト

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タブラ奏者としての「音楽観」

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photo: 浮花



「メロディーが主奏者」「タブラが伴奏者」というのも「インド音楽」では特徴的な形だけど、これも時代とともに意味合い・位置づけが少しずつ変わってきた。

特に、ここ半世紀くらいの間には劇的な変化が起きて、それは、古い完全に封建的な主従関係から、もっと密接に絡み合って音楽を共に創っていくスタイルへと進化してきた。

より華麗な音楽へと進化してきたと言える。

ただ、常に変化し続ける強烈な「再生力」をもった「インド音楽」、一瞬たりともひとところに留まってはいない。

よりテクニカルに、より華やかにもなってきたけれど、一方で逆に、テクニカル過ぎ、難解過ぎ、音楽性よりそういったテクニックや派手さを求めた演奏も蔓延し、飽和状態になっている感も一部であるのも事実だ。




**
そんな中、昨日デリーからタブラ奏者のアルナングシュ・チョウドリーさん(通称チョーさん)が来日した。

彼は、現在のテクニック重視の風潮の中、独自に、音楽を読み取る能力と、音楽性を最大限に発展させるための演奏力、という部分を磨いくことで、「インド音楽」のワールドクラスの最前線で活躍する、自分自身のマーケットというものを切り開いてきた希有な人だ。



*
チョーさんという呼称も親しみやすいけど、彼について詳しくは、10年前から日本への招聘活動を続けている、ヨシダダイキチさんのこちらのブログをご覧ください。
http://yohidadaikiti.blogspot.jp/2015/11/7.html

チョーさんのタブラ奏者としての背景を知れるだけでなく、読み物としても面白いはず。
*




そして昨日は、縁あって空港までお出迎え。

空港から宿までの間、またそのあとの夕食でも、熾烈な「インド音楽」の最前線で活躍する現役プレイヤーの生の話を、来日初日から沢山聞いた。

特に、冒頭に書いたテクニカルに過ぎる現代の風潮や、自身の「音楽観」についても、興味があったので色々聞いた。

この辺りは、以前書いた記事ともリンクしてくる内容だ。
記事:「タブラ奏者としての選択」


そんな中から、チョーさんの「音楽観」や言葉を少しずつ紹介していきたいと思う。





**

「ものすごい数のタブラ奏者がいて、みな必死で生き残りをかけてしのぎを削っている中で、確かにテクニカルな技術でのし上がろうとするプレイヤーは、数えきれないほどいる。

どんなにテクニックがあっても、練習してきた大技を、音楽の脈略とも関係なくぶち込んだり、少しの空間でもあれば音で埋め尽くそうとしたり。そういうのは本当の音楽ではないし、お客さんにとってもうるさいだけ。

第一、巨匠と呼ばれるようなトップの人たちにはまず認められることはない。

実際の音楽の中では、何がおこるか分からない。音楽の大枠、デッサンのようなものはあっても、実際に色をつけて描いていくのはステージの上。練習してきた技術を披露する場ではない。練習してきたことは、一旦全部どこかへ置いておいて、必要であれば使えばいいだけ。いかにフレッシュに音楽に反応出来るかが大事なんだ。

私はいつもフレッシュな音楽を演奏していたいと思っている。」




「インド古典音楽のマーケットは、けっして小さくない。

もちろん「あるレベル」に達していない人にとってはマーケットはなく、小さく見えるかもしれない。でも、その「あるレベル」に到達することができれば、それぞれがそれぞれのマーケットを築いていける。

「あるレベル」と、自分にしかない「独自性」、ただ誰かのコピーをしているだけではプロとしての仕事、マーケットは築けない。

オニンド・チャタルジーだって、クマール・ボースだって、シュバンカル・ベナルジーだって誰一人同じではない、それぞれ独自のマーケットを持っている。それは大きなマーケットだよ。」




「私の師匠である、シャンカール・ゴーシュという人は、すごくオープンな人なんだ。

『いろいろな人からどんどん優れたものを学びなさい』っていつも言っている。決して、他の人のところに教わりに行ってはいけない、などと閉鎖的なことは言わない。

もちろん一人の師匠について道を教わることはとても大事だ。だけど一人の人間が持てることは限られている。実際に2000人以上もの弟子がいるけど、その門下から優れた奏者を数多く輩出し続けることが出来るのは、そういう師匠の姿勢があるのは間違いない。

音楽に関しても、色々な人から色々なことを学びとっていかなければ、とても『インド音楽』なんて演奏出来るのもじゃないし、そうやって自分のスタイルを見つけて行かなければ、プロとしての仕事は築いていけない。」




**

ちなみに、今回の来日公演は、二公演とワークショップのみなので、ぜひともお見逃しなく!

チョーさんの「音楽観」については、また紹介していきます。


ーーー
▼11/10(火) 四谷・東長寺
「アルナングシュ・チョウドリィ来日公演 -円-」
https://www.facebook.com/events/794644327313562/
【日時】11/10(火) 19:00 開場 / 19:30 開演 / 21時頃終演予定
【会場】曹洞宗 萬亀山 東長寺
    http://www.tochoji.jp/
    東京都新宿区四谷4-34
【出演】ヨシダダイキチ (シタール)
    アルナングシュ・チョウドリィ (タブラ) from India
【料金】*ご予約は事前振込をお願いしています。
     ご予約を頂きました際詳細をご案内いたします*
    ◎予約:2,800円 演奏会のみ
    ◎予約:3,200円 終演後1ドリンク付
    (限定40名・アルナングシュとの歓談もお楽しみ頂けます)
    ◎当日:3,500円 演奏会のみ
【予約・問合せ】E-mail : new.raga.acoustics@gmail.com

ーーー
▼11/11(水) 代々木・ミューズモード音楽院
「タブラ・ワークショップ 〜回転する円のリズム〜」
http://www.muse.ac.jp/extension/tabla/

ーーー
▼11/12(木) 幡ヶ谷・jicca
「アルナングシュ・チョウドリィ来日公演 × カレー&スパイス伝道師・渡辺玲 in jicca」

【日時】11/12(木) 19:00 open / 19:30頃 live start
【会場】jicca http://fromjicca.com/
    東京都渋谷区西原2-27-4 升本ビル2F奥
【出演】ヨシダダイキチ (シタール)
    アルナングシュ・チョウドリィ (タブラ) from India
【料理】渡辺玲 (カレー&スパイス伝道師)
【料金】4,300円(限定25名・本格インド料理ワンプレートディナー付)
    料金の事前振込み特典:1ドリンクサービス
    *振込み詳細についてはご予約を頂きました際ご案内いたします*
【予約】E-mail : new.raga.acoustics@gmail.com

    Tel : 03-5738-2235 (jicca:日曜日を除く18:00-トリイまで)
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