
「もうタブラは今日でおしまい。今日で最後なんだからなにも考えないでやればいい。」
この言葉は、「正しい音を置いていく」にはどうしたらいいか?鬼のコーチ・山北さんに聞いたときのアドバイス。
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「リズムは自分で出さない。正しい音を置いていくだけ。」(山北健一 語録)
https://www.facebook.com/events/444253452441123/**
どういうことか?
要するに、一度身についたものを全部捨てて真っさらの状態でやるということだ。
「今まで何年もやってきたことは全部忘れろ。」
もう今日でおしまいなんだから何も考えずやる。初めて触ったときみたいにやり方も知らない、一から体験していくようにやる。ただリラックスしてやる。何も意識したり考えたりせず、ただそこにある音だけ聴く。
そういう気でやる。
これはもう禅でいう「大死一番」というものではないのか?
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「大死一番」とは、意根を断つ(死に切る、自己を忘じる) ことだと、井上貫道老師という方が言っています。
「意根」の「意」は「思い」
思考回路を離れて、いまここにある「真実」を観るということだそうです。
興味のある人は、こちらのブログをご覧ください。
http://zazen.blog.jp/archives/1038662526.html**
早速山北さんのアドバイスにしたがって練習してみた結果。。。
できた!
・・・
というお手軽な話ではもちろんない。
ただ、自分のモタリ癖のあるフレーズを聴いてもらって、もらったアドバイスは実際自分の固定観念を壊すものだった。
タブラは、言葉で覚えるので頭の中でも言葉をイメージしてしまう。でもそのインプットが正しくないのなら一回「言葉を捨てろ」ということ。
「捨てる」「離れる」「断つ」
これは、ことの外難しい。
「そういうの、よくやったりするよ。」
山北さんはさらっと言うけれど。。
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坐禅を組まずとも、正しい真実に至る過程はみな同じなのか、、とも思わせられる。
でも、こうやってあれこれ思考を巡らしていること自体、「大死一番」に反しているよ。。
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さあ、10/8(木) は、その山北さんとのライブ。
ラテンをタブラで演るのでも、コンガでインド音楽を演るのでもない。
このライブの大きな見どころは、山北さんの楽曲に新しい側面から光が当たるということ。
タブラの視点から、曲の中に発見したものが炙り出されるはずです。
是非ご期待ください!
●10/8(木) 『山北健一 x 指原一登』Percussion x Tabla

【出演】山北健一(percussion)、指原一登(tabla)
【場所】下北沢 Circus
【時間】開場19:00/開演19:30
【料金】予約2200円/当日2800円(+1drink,food)
【予約】heatbeatmusic.mail@gmail.com, 090-4201-6885(さしはら)
【詳細】
http://kazootbeat.blog47.fc2.com/blog-entry-468.html
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