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「インド音楽の華やかさ」と「超えるべき壁」①:動画「ドゥルット」のテンポ

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これは、先日のライブからの動画で、インド音楽の全体の構成の中でも最も重要な部分だ。

以前の投稿でも触れた「大きな花が満開に開くか」どうか、別の言い方をすれば、大きな感動につながるかどうか、の要となるところなのだ。

15分ほどの動画で少し長めだけど、次の3つのパートからなっている。

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■「ドゥルット」0"00〜5"45
この速いテンポのパートは、まさに大輪の花を咲かせようとしているところ。

■「タブラソロ」6"00〜10"05
ここでは、開花の華やかさと、その後に展開される満開の花園へとつながる場面を演出をできるかどうか。

■「ジャラ」10"20〜15"53
満開となった花園が静寂と狂気を湛えながらクライマックスへ向かう場面。

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「ドゥルット」のテンポ、これは非常に大事だ。(映像リンク0:00〜5:45)

インド音楽が「何をやってるのか分からないし、眠くなる」という印象に取られてしまうのは、多くの場合、この「ドゥルット」パートのテンポ遅く、フレーズにもスピード感のない演奏が、日本では長年なされているからだ。

ゆっくり、叙情的に演奏するシーンもあって、逆に、この「ドゥルット」の様に速いテンポで速いフレーズを演奏する躍動的なシーンもあることで、音楽全体の基本的なダイナミクスを生んでいる。

「静と動のダイナミクス」

インド音楽は、スピリチャルだとも言われるが、この「静と動のダイナミクス」が連動し合い、一つの世界を作っていく事が、そもそもスピリチャルな事であるとも言える。

多くの場合は、単純に技術不足から、テンポを下げたり、フレーズのスピードを落としたりしてしまう。

その技術不足を、「悠久の」「神秘の」といったウンチクや、複雑な理論を持ち出して補っても勿論意味はない。

それは、単純にズルいし、結局、ネガティブな世界を作ってしまうだけだ。

本来の演奏者の役割は、この「静と動のダイナミクス」に、様々な技術や想像力、閃きを使って、さらに音楽を豊かにしていく事だ。

まだまだ、まだまだ、超えていかなければならない壁はあるけど、ネガティブでズルい方法を用いて「インド音楽」を演奏していきたくない。

目指す、感動を生む「インド音楽」のためには、この壁をなんとしてでも超えていきたい。
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