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【モーシン・アリ・カーン来日公演】レポート その2


モーシン・アリ・カーンとのステージ2日目。

彼が来日してからは5日、毎日ほぼ一日中一緒に行動しているのもあり、お互いかなり気心が知れてきた。


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前回も触れたけれど、伴奏では、テカと呼ばれる基本パターンを土台に演奏する。ところが実際には、基本パターン以外は譜面に記述できないし教科書で学べるところではない。単にリズムを刻んでいる訳ではなくて、突発的に変化する音楽に瞬間的に対応しているからだ。


特に声楽では、シタールなどの器楽より大きな揺らぎがあって、単に基本パターンでリズムを刻んでいるだけでは、音楽にならないどころか、音楽が崩壊してしまう。


この音楽上の大きな揺らぎにどう対応していくかは、先生からテクニックを教わっているだけでは学べないところのものだ。


多くの優れた演奏を実際にインドで聴いて、優れた演奏者からアドバイスをもらい、音楽に反応する感覚を高めて、一緒に演奏して経験を積んでいくしか上手くなる方法はない。



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残念ながら、この最も重要な部分が日本では欠落している。

学んだフレーズを並べ、伴奏の基本パターンをメロディーの変化に関わらず刻み続ける。優れた演奏者にアドバイスをもらいに行くことも、演奏して経験を積むこともしない。

教科書に書いてあることの組み合わせでいいのであれば、インドへ行く必要もないし、優れた演奏者のところへ行ったりする必要もない。

ただ、それでは華やかで生命力溢れる音楽は生まれようもなく、やはり地味で古めかしい寂しい音楽になってしまう。



インドで触れるものと日本とでの狭間に、僕自身、長年挟まれてきた。



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今回、伝統の世界ではまだまだ若手であっても、素晴らしい技術と知識、十分な演奏経験のあるモーシン・アリ・カーンと演奏している事は、その矛盾した狭間を抜け出して、多くの音楽を実践を通して学ぶことに直結している。

演奏以外の時間も、質問したり、アドバイスをもらったり、また共に考えステージで試すこともあるし、お互い反応して、華やかで生命力のある音楽に挑戦している。



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この日の演奏では、躍動する音楽のうねりの中で、いままで感じたことのない程の一体感を感じていた。

音楽に生命力の根源となるうねりを生む、その核心にも一歩近づいた気がする。




どれだけの華やかさを生み出せるか。そこには限界がないし、どこまでも学び、挑戦して、共に感じていくことだ。

ツアー後半に向けて更に磨いていきたい。



残すところ3公演。

ぜひお見逃しなく!





<モーシン・アリ・カーン来日公演>

▼6月12日(金) インド大使館 ヴィヴェーカーナンダ文化センターホール
▼6月13日(土) 大塚 マスミ東京
▼6月14日(日) 大磯 エピナール

http://mohsinalikhan-japantour.jimdo.com/全公演日程/

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