タブラ奏者 指原一登 オフィシャルサイト

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フィールドを創る <モーシン・アリ・カーン来日公演 2015>


<モーシン・アリ・カーン来日公演 2015>

http://mohsinalikhan-japantour.jimdo.com/
1506_mohsin_image_s.jpg


=====


「インド音楽じゃ食えない」

という現状認識から始まって、ではどうしていけばいいのか?

インドで、師匠や先生をはじめ、世界中から集まってくるミュージシャンらと交流していく中で、色々状況を見ていくと、日本の現状は、世界の潮流から取り残され、遅れていると言わざるを得ない。

どういうことか?

=====

アメリカやヨーロッパでは、毎年沢山のインド人奏者が、巨匠も実力のある若手も、ツアーを行っている。

また、インド音楽専門の大学、また音楽大学でカリキュラムに取り入れられたりもしている。

高いレベルの演奏を聴ける機会も多く、その音楽としての価値も認められている。NYのカーネギーホールなどでも歴史に残るようなコンサートが催されている。現代の時代性や空気感、情報の共有といった交流も多く生まれている。


では、日本ではどうか?

まず、来日ツアー自体が極めて少ない。


事情はある。なかなかアメリカやヨーロッパのように、インド人コミュニティーや団体、富豪などの後ろ盾が得られない事情はあって、有志や個人が自費で招聘するというような細々としたものであることは確かだ。

教育関係では、インド音楽の大学もなければ、カリキュラムとして取り扱う音大もほとんどない。


=====

大事なのは、そういう環境面とまた別の部分。

具体的な例を挙げたい。

インドで、外国人の奏者が、巨匠やトップでバリバリに活躍する演奏家と共演するということは、正直難しいところがある。でも、アメリカやヨーロッパでは、良くそういう共演も行われている。

自国の演奏家が共演することで、本人はもちろん、周りも刺激され相対的にレベルが上がる。「具体的な目標」の対象となりうるからだ。聴衆にとっても、「インドから来た宇宙人みたいにすごい人達」でなく、もっと身近な興味も湧くだろう。

そうして「今ここで生まれる音楽」を共有する空気や土壌が生まれる。


日本ではどうだろう?

ほとんどは、インド人スーパープレイヤー同士の演奏があって終わり、というケースがほとんどだ。
「至上の芸術」「高嶺の花」という扱いだ。

それだけのものではあるけれど、「悠久の国インドから〜」「超絶の国」とか言ってしまうことで、遠い存在扱いをしてしまう。

そうして音楽自体が一般からは離れた存在になっていくほど、マニアにとっては、マニアックなものを占有出来る、かつてはそれを商売にも出来た。

もうそんな商売はできない。ただそういう構造だけが残っている。

この点で、世界で起こっている動きから遅れてしまっているのだ。

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好みの問題に関わらず、世の中は回り続けていて、激しく変化している。

Youtube も Skype も音楽配信もフリーダウンロードもあって、インド音楽も、アメリカやヨーロッパに限らず、南アフリカや南米、ロシアやアジアの国にも広がっている。


このスマホの時代に、街中で公衆電話はなかなか見つからない(この点インドでは、あんなにどの店の軒先にも会った公衆電話が、もはや空港くらいでしか見つけられない、ほど時代の変化が激しい。。)ように、それは受け入れるしかない。



「最新のスマホより、古き良き黒電話の方が好きなんだ」

それとは別問題だろう。



思い描いている積極的に交流とは、インドや他の海外からの優れた演奏家(知名度だけじゃなく時代を共有していける人達)と、もっとオープンに行き来しながら交流して、レベルも高まる、面白さや魅力も伝わる、聴きたい音楽としても認識される、次の世代へも繋がる、というフィールドを創っていくことだ。

「憧れ」で終わっていたものを「具体的目標」として意識の中に取り込み、「超絶」で終わっていたものを「面白さ」として受け入れられる土壌を創っていくこと。

=====

そんなフィールドはまだない。

だから創っていく。

その一歩がこれだ。



<モーシン・アリ・カーン来日公演 2015>
http://mohsinalikhan-japantour.jimdo.com/



「モーシン・アリ・カーン」とはこの冬のインド滞在でも会って来た。

彼については、また詳しく書いていくので、ぜひ期待してほしい。
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