タブラ奏者 指原一登 オフィシャルサイト

新着情報・ライブ情報・ブログは、新オフィシャルサイト kazutosashihara.com へ移行しました。HEAT bEAT MUSIC 主宰。公演企画・タブラ教室の運営を行っています。

2015年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年12月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

タブラ奏者として③「音楽を理解する前に」

150726yudo_2000259_s.jpg
photo: 浮花


” 子供たちにまず「楽器」を弾くことを教えてしまうんです。

彼らが「音楽」を理解する前にね。

子供がミルクを飲むことを覚える前に「milk」のスペルを教えるようなことはしないですよね。

でもなぜか、音楽教育においては、それをやってしまってるんです。

子供達にまず音楽理論を教えたがり、楽器を弾くことを教えたがるんです。”


- Victor Wooten


**

「インド音楽」においても、「音楽そのもの」の楽しさや美しさを演奏してみせて、素晴らしさを聞かせていないのに、「インド音楽とは・・」「ラーガとターラとは・・」と、語ってしまう。

演奏者は本来、「milk」のスペルを知らなくてもミルクが子供にとって大事な栄養源であると分かるのと同じように、「インド音楽そのものの楽しさや美しさ」を演奏できるように努力しなければならない。

子供がミルクを飲むことを覚える前に「milk」のスペルを教えても、何の意味もない。

いくら音楽理論や伝説を説明しても、それを演奏できて、伝えられるのでなければ、何の意味もない。

だけど、

「インド音楽」と言うとき、ここに落ちる。

そして、ここに落ちた。。



つづく・・・



**

※ 冒頭の言葉は、ベーシストのVictor Wootenの言葉。

リンクの動画は素晴らしい内容なので、記事でもまた引用したいと思う。









■12/16(水) 「ヨシダダイキチ x 指原一登」

151216_楽道庵flyer_s

【出演】ヨシダダイキチ(シタール)、指原一登(タブラ)
【場所】神田 楽道庵
    http://www.n-as.org/rakudoan

東京都千代田区神田司町2-16
【時間】開場19:00/開演19:30
【料金】予約¥2500/当日¥2800
【予約】heatbeatmusic.mail@gmail.com 090-4201-6885
【詳細】https://www.facebook.com/events/1077588505593670/


| インド音楽 | 09:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

タブラ奏者として②「間違う原因?」

151009P1050005_s.jpg


新しく始める。

新しくものを学ぶ。

耳あたりは良いけれど、なかなか簡単にはいかない。

人間、たいがいは積み上げてきたもの(経験)の上に、新しいものを築こうとしてしまうからだ。

例えば、「英語」を覚えるにしても、日本語の土台の上に、英語をいくら頑張って勉強して積み上げてみても、一向にしゃべれない、そんな経験がある人も多いんじゃないかと思う。

だから必要なことは「ゼロから始める」ということ。

言葉であれば、赤ちゃんになったつもりで始める。

赤ちゃんは、意味なんか伝わらなくても話し始めるし、成長していく中で、間違っていたって話し続け、いつしか話せるようになる。

ただ、

この「ゼロから始める」ということが、案外難しい。

記事:「ゼロからスタートしろ」


いや、実際は、ほんとうにほんとうに難しい。。

それは、自分が間違ってきたいくつかの原因の中のひとつでもある。


つづく・・・





**

151216_楽道庵flyer_s

■12/16(水) 「ヨシダダイキチ x 指原一登」

【出演】ヨシダダイキチ(シタール)、指原一登(タブラ)
【場所】神田 楽道庵
東京都千代田区神田司町2-16
【時間】開場19:00/開演19:30
【料金】予約¥2500/当日¥2800
【予約】heatbeatmusic.mail@gmail.com 090-4201-6885
【詳細】https://www.facebook.com/events/1077588505593670/



| インド音楽 | 23:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

タブラ奏者として①「ゼロからスタートしろ」

150726yudo_2000152_s.jpg
photo:浮花



2015年ももうすぐ終わる。

2016年がもうすぐ始まる。

それは「ターラ」のように、つながり、回り続けている。

いや、「回し」続けなければ、回り続けていかない。

「インド音楽」と同じだ。

エネルギーを増幅させながら「ターラ」を回す。

それには、「強烈に1拍目に返す力」が必要だ。

「強烈に1拍目に返す」

そのために最も重要な、最後のライブがまだ残っている。




**
ちょうど一年前の記事。

「インド音楽で生きていく」
http://kazootbeat.blog47.fc2.com/blog-entry-396.html

兼好法師の言葉を引用しながら、タブラ奏者としての自分自身に課した設定を宣言した。

はっきり言って不可能にも近い、大それた宣言でもある。

だから、ただ夢想しているだけではなく、外に宣言してしまうということは、正直とても怖くて勇気のいることだった。



”上手い人、優秀な人、プロのレベルに達している人と練習やライブを重ねていく

インド人ミュージシャンに混ざり、もまれ、音楽そのものを吸収し、インド音楽が本来持っているダイナミクスと輝きを体に記憶させるためだ。そして自分が身を置くべき環境を作る”




この一年、インドでの武者修行、モーシン・アリ・カーン来日公演、アルナングシュ・チョウドゥリィ来日、と「インド音楽」との接点を、点でなく面にしていく環境づくりに動き出した。

先日の、アルナングシュ・チョウドゥリィ来日では、ワールドクラスのタブラ奏者が、伴奏者として強力に「ターラ」を回していく様をまざまざと見、また大きなヒントももらった。

それだけでなく、パーカッショニストの山北健一さんという一流ミュージシャンとの交流や、台湾ツアーもあった。

そういった取り組みの結果、現時点でたどり着いたのは、



「ゼロからスタートしろ」


ということだった。



つづく・・・





151216_楽道庵flyer_s
design: 浮花


【出演】ヨシダダイキチ(シタール)指原一登(タブラ)
【場所】神田 楽道庵
    東京都千代田区神田司町2-16
【時間】開場19:00/開演19:30
【料金】予約¥2500/当日¥2800
【予約】heatbeatmusic.mail@gmail.com 090-4201-6885
【詳細】https://www.facebook.com/events/1077588505593670/

| インド音楽 | 18:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

第6回「ギャラリー園のもやいぶね」スペシャルアーカイブ

第六回横田博之1




第6回「ギャラリー園のもやいぶね」のスペシャルアーカイブがご用意出来ました!





ライブ配信では、トラブルもあり、視聴者のみなさまにはご不便をおかけして申し訳ありませんでした。

実は、、裏では配信録画上でもトラブルがあり、アーカイブが上手く録れていませんでした。。

なので、この動画は別撮りのTake3「スペシャルバージョン」として、ライブで触れていない内容も話しています。

その辺りもぜひお楽しみください。



なお、番組で触れている横田さんの「横田仕切りの会」その他情報は、こちらのページでチェックしてください。
https://www.facebook.com/yokota.hiroyuki




中目黒「MULBERRY」のサイトはこちら
http://www.mulberry-nakameguro.com

第六回横田博之2

第六回横田博之3





次回は、12/29(火)の予定です。

お楽しみに!



『ギャラリー園の もやいぶね』

■番組のご視聴はこちらから
http://www.ustream.tv/channel/galleryen

■これまでの番組アーカイブはこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/channel/UC8jdPe3NUMJJltmglhmlD5Q

| メディア | 08:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「第一回 山北塾」レポート

山北塾_image1

「第一回 山北塾」レポートです。

終了後、数日経って、かなりの反響が届いています。

内容的には、それだけのものがある、というのは分かっていましたが、上手く伝わったということだと思います。

そもそもリズムって?という話から、高音とアクセントの関係から、「妊婦さんがいっぱい」「ミュージシャンって何屋さん?」などのひねりの利いた題目を紹介しながら、身体のこと、意識のこと、聴覚という能力のこと、様々なところから得られた気づき等をシェアしていく内容。

リズムや音楽に関連づけての視点でまとめてはいるけれど、もっと普遍的な身体性だったり哲学にも通じていて、それら全てを言い表すものとしてぱっと思い浮かんだのが「リズム観」という言葉。


まさに山北さんが独自に培ってきた「リズム観」のシェア。






151120_山北塾_s

「第一回 山北塾」、基本的には山北さんが講師として話す形ですが、当日は僕も聞き手としてアシスタントを勤めさせていただきました。

それにはこの「山北塾」開講に至った経緯が関係しています。



この一年ほどですが、山北さんとの出会いから続けてきた、知識のシェアとスタジオ練習。

そういう時間の合間や休憩時間に、山北さんから聴く話は、僕にとっては正に目からウロコの宝の山のようでした。

ただキャリア30年の先輩ミュージシャンの話、というのとは全く違ったんです。

そこには、唯一無二の道を歩んできた山北さんの、独自の視点がありました。



「山北さん、これはここだけの話にしておくのはもったいないですね!」

「そうそう。いつか発表したいと思っていて、まとめてるものがあるんですよ。」

「えっほんとですか!じゃあやりましょうよ『山北塾』!」



というのが発端で、その雰囲気をシェアしたいという山北さんの要望もあってのことでした。






山北塾_image3

楽器を演奏する方からは、具体的な体の動きや使い方などの質問もあり、充実した内容で予定時間もオーバーしてしまいました。

身体の使い方やその他の話を聞いてから、ミニライブとして、実際の演奏を聴くと、ものすごい説得力!

音楽に関わっている人にも、関わっていない人にも楽しめる、誰にとっても損のない内容です。


第二回目は、1月開催予定です。


どうぞ詳細発表をお楽しみに!






**
こちらは、先月の「山北健一 x 指原一登」ライブより。




| リズム観 | 22:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

第6回「ギャラリー園のもやいぶね」ゲスト:横田博之

11/23(月)18:00〜18:30!

ギャラリー園の舫_s

第6回「ギャラリー園のもやいぶね」

ゲストに、横田博之さんをお迎えして、もやっていきます。


飲食店コンサルタントとして、またSNS活用セミナーの開催や、インターネット放送局Cwaveでパーソナリティーを務めるなど多方面で活躍する横田さん。

さて、どんな「もやいぶね」になっていくのでしょうか?!

どうぞおたのしみに!



【ゲスト】横田 ELVIS 博之
横田博之

1961年2月27日生まれ。 東京都港区出身。法政大学社会学部卒業。広告代理店に10年勤務後独立。

「ジュリアナで踊れる十二単」できもの作家としてデビュー。

その後画像監視システムのプロデュースなどを経て、現在は飲食店コンサルタントとして活躍中。LOMS(Lifestyle Of Mealconscious)を旗印に「もっと食べることに意識を持ったライフスタイル」を提唱している。

またSNSを活用した集客の実績から、「facebookで奇跡を起こす講座」など、幅広い業種向けのSNS活用セミナーを各地で開催している。

2014年よりインターネット放送局Cwaveにてパーソナリティを勤める「新井淑子&横田博之のオール☆ライトニッポン」放送開始。「横田博之とおやゆび姫の金曜日」と共に、金曜の午後を独占中!

「横田仕切り」のグルメ会にも是非ご参加ください。
http://facebook.com/yokota.hiroyuki






ちなみに、前回の第5回の放送が地元「大塚新聞」で紹介されています。
http://otsukatimes.com/151026moyaibune.html/

ゲストは黒田隆憲さん。

第五回ゲスト黒田隆憲

こちらも是非読んでみてくださいね!





『ギャラリー園の もやいぶね』

■番組のご視聴はこちらから
http://www.ustream.tv/channel/galleryen

■これまでの番組アーカイブはこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/channel/UC8jdPe3NUMJJltmglhmlD5Q


| メディア | 17:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

いよいよ開催! 第一回 山北塾『目からウロコが落ちるリズム講座&ミニライブ』

151120_山北塾_s


いよいよ11/20(金)に近づいて参りました、第一回『山北塾』

内容についてのご質問が寄せられているので、例として挙げている項目について少しご紹介します。


・妊婦さんがいっぱい?


自分が妊婦になったり、関わったりするようになると、途端に周りに妊婦さんが増えます。こんなに世の中にいたのか!というくらいに感じると思います。

同じようにギターを始めればギターケースを持った人が、タブラを始めればタブラケースを引く人が(この現象はさすがに10年やってもまだ起きません、、)増えます。


なぜなんだろう?

そんなところからリズムの話が展開していきます。

『目からウロコが落ちるリズム講座』

続きは『山北塾』で!


どうぞお楽しみに!





tumblr_n660luWpJW1s3ftkao9_1280.jpg

当日の会場である「anoano音楽堂」のサイトで、山北さんのインタビューが掲載されています。
http://www.anoano.net/music/interview/

こちらも、是非ご覧ください!





**
2015年11月20日(金)

第一回 山北塾『目からウロコが落ちるリズム講座&ミニライブ』

例えば

・妊婦さんがいっぱい
・味噌汁で脱獄した男
・ミュージシャンて本当は何屋さんなのか
・パーカッションの楽譜ってあるの?
・雨の日は悪い天気なのか
・最新の音はどこまで進んでいるのか?
・日本人に聴こえにくい音 etc.

70項目のうちのほんの一部ですがご紹介したいと思います。

【予約・問い合わせ】yamakita@rf6.so-net.ne.jp

【時間】 開場6:30 スタート7:30~9:00
【参加費】 ¥2,000 (当日は簡単なソフトドリンクをご用意しています。)
【会場】 音楽堂 ano ano http://www.anoano.net/
〒170-0005
東京都豊島区南大塚1-49-2ハイム・デルムンド 1F







| リズム観 | 17:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

タブラ奏者としての「マインド」

IMG_6217.jpg


「どうしてだか分からない。

でも、インドではタブラ奏者同士は、たいがい自分の持っているものを隠したがり、あまりシェアしたがらないんだ。

だけど、自分が持っているものをどんどんシェアしていけば、それ以上のことを学ぶことが出来るのにと思う。

だってそうだろ?

一人の人間の持てるものといったら限られているよ。

だから、コンサート後なんかでも ”あれはどうやって演奏しているんですか?” って聞かれたときは、何でも答えてシェアしていくように心がけているよ。」





これは、来日中のタブラ奏者、アルナングシュ・チョウドゥリィ(通称チョーさん)の言葉だ。




**
このタブラ奏者同士の閉鎖的な感覚というのは、あまりタブラ奏者以外には伝わらないところだと思うけど、インドに行くと、確かにそういう部分はある。

競争が熾烈すぎるためか、それとも「流派のフレーズ」や「コンポジション」と呼ばれるもの自体が秘伝であり家宝であったような昔の名残なのか。。

苦労して手に入れたものを安々と他人に教えられるか、というのも人情としてはあると思う。

でも、チョーさんの言葉と同じく、彼の師匠であるシャンカール・ゴーシュという人は、とてもオープンな人なのだそうだ。

その門下には何千人という弟子がいて、実際に優れた奏者を最も多く輩出している一門であるという事実が、そのチョーさんの言葉を裏付けている。

関連記事:タブラ奏者としての「音楽観」




**
昨日は、そのチョーさんに、「インド音楽」における伴奏の難しさについて訪ねた。

インドでフレーズや大技を山のように習ってきても、伴奏のコツとなると全く別のことで、なかなか学べるものではないからだ。

決して大技をはめ込んでいくようなものではなく、シンプルなことをいかにメロディーと呼応させていくか、その能力を磨き上げることで、自力でワールドクラスにのし上がった、チョーさんの匠の技と呼べる演奏は、トーンにしても演奏スタイルにしても上品で美しい。


「音楽は、なにかを磨き上げていくことに等しい。

メロディーが磨いてぱっと渡してくれたものを、タブラも磨き上げてぱっと返す。

この共同作業だよ。」




**
今回の来日中の公演で空きがあるのは、本日の、東京「四谷・東長寺公演」のみ。

ぜひ、お見逃しなく!



▼11/10(火) 四谷・東長寺
「アルナングシュ・チョウドリィ来日公演 -円-」
https://www.facebook.com/events/794644327313562/
【日時】11/10(火) 19:00 開場 / 19:30 開演 / 21時頃終演予定
【会場】曹洞宗 萬亀山 東長寺
    http://www.tochoji.jp/
    東京都新宿区四谷4-34
【出演】ヨシダダイキチ (シタール)
    アルナングシュ・チョウドリィ (タブラ) from India
【料金】*ご予約は事前振込をお願いしています。
     ご予約を頂きました際詳細をご案内いたします*
    ◎予約:2,800円 演奏会のみ
    ◎予約:3,200円 終演後1ドリンク付
    (限定40名・アルナングシュとの歓談もお楽しみ頂けます)
    ◎当日:3,500円 演奏会のみ
【予約・問合せ】E-mail : new.raga.acoustics@gmail.com


| インド音楽 | 14:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

タブラ奏者としての「音楽観」

150726yudo_2000110.jpg
photo: 浮花



「メロディーが主奏者」「タブラが伴奏者」というのも「インド音楽」では特徴的な形だけど、これも時代とともに意味合い・位置づけが少しずつ変わってきた。

特に、ここ半世紀くらいの間には劇的な変化が起きて、それは、古い完全に封建的な主従関係から、もっと密接に絡み合って音楽を共に創っていくスタイルへと進化してきた。

より華麗な音楽へと進化してきたと言える。

ただ、常に変化し続ける強烈な「再生力」をもった「インド音楽」、一瞬たりともひとところに留まってはいない。

よりテクニカルに、より華やかにもなってきたけれど、一方で逆に、テクニカル過ぎ、難解過ぎ、音楽性よりそういったテクニックや派手さを求めた演奏も蔓延し、飽和状態になっている感も一部であるのも事実だ。




**
そんな中、昨日デリーからタブラ奏者のアルナングシュ・チョウドリーさん(通称チョーさん)が来日した。

彼は、現在のテクニック重視の風潮の中、独自に、音楽を読み取る能力と、音楽性を最大限に発展させるための演奏力、という部分を磨いくことで、「インド音楽」のワールドクラスの最前線で活躍する、自分自身のマーケットというものを切り開いてきた希有な人だ。



*
チョーさんという呼称も親しみやすいけど、彼について詳しくは、10年前から日本への招聘活動を続けている、ヨシダダイキチさんのこちらのブログをご覧ください。
http://yohidadaikiti.blogspot.jp/2015/11/7.html

チョーさんのタブラ奏者としての背景を知れるだけでなく、読み物としても面白いはず。
*




そして昨日は、縁あって空港までお出迎え。

空港から宿までの間、またそのあとの夕食でも、熾烈な「インド音楽」の最前線で活躍する現役プレイヤーの生の話を、来日初日から沢山聞いた。

特に、冒頭に書いたテクニカルに過ぎる現代の風潮や、自身の「音楽観」についても、興味があったので色々聞いた。

この辺りは、以前書いた記事ともリンクしてくる内容だ。
記事:「タブラ奏者としての選択」


そんな中から、チョーさんの「音楽観」や言葉を少しずつ紹介していきたいと思う。





**

「ものすごい数のタブラ奏者がいて、みな必死で生き残りをかけてしのぎを削っている中で、確かにテクニカルな技術でのし上がろうとするプレイヤーは、数えきれないほどいる。

どんなにテクニックがあっても、練習してきた大技を、音楽の脈略とも関係なくぶち込んだり、少しの空間でもあれば音で埋め尽くそうとしたり。そういうのは本当の音楽ではないし、お客さんにとってもうるさいだけ。

第一、巨匠と呼ばれるようなトップの人たちにはまず認められることはない。

実際の音楽の中では、何がおこるか分からない。音楽の大枠、デッサンのようなものはあっても、実際に色をつけて描いていくのはステージの上。練習してきた技術を披露する場ではない。練習してきたことは、一旦全部どこかへ置いておいて、必要であれば使えばいいだけ。いかにフレッシュに音楽に反応出来るかが大事なんだ。

私はいつもフレッシュな音楽を演奏していたいと思っている。」




「インド古典音楽のマーケットは、けっして小さくない。

もちろん「あるレベル」に達していない人にとってはマーケットはなく、小さく見えるかもしれない。でも、その「あるレベル」に到達することができれば、それぞれがそれぞれのマーケットを築いていける。

「あるレベル」と、自分にしかない「独自性」、ただ誰かのコピーをしているだけではプロとしての仕事、マーケットは築けない。

オニンド・チャタルジーだって、クマール・ボースだって、シュバンカル・ベナルジーだって誰一人同じではない、それぞれ独自のマーケットを持っている。それは大きなマーケットだよ。」




「私の師匠である、シャンカール・ゴーシュという人は、すごくオープンな人なんだ。

『いろいろな人からどんどん優れたものを学びなさい』っていつも言っている。決して、他の人のところに教わりに行ってはいけない、などと閉鎖的なことは言わない。

もちろん一人の師匠について道を教わることはとても大事だ。だけど一人の人間が持てることは限られている。実際に2000人以上もの弟子がいるけど、その門下から優れた奏者を数多く輩出し続けることが出来るのは、そういう師匠の姿勢があるのは間違いない。

音楽に関しても、色々な人から色々なことを学びとっていかなければ、とても『インド音楽』なんて演奏出来るのもじゃないし、そうやって自分のスタイルを見つけて行かなければ、プロとしての仕事は築いていけない。」




**

ちなみに、今回の来日公演は、二公演とワークショップのみなので、ぜひともお見逃しなく!

チョーさんの「音楽観」については、また紹介していきます。


ーーー
▼11/10(火) 四谷・東長寺
「アルナングシュ・チョウドリィ来日公演 -円-」
https://www.facebook.com/events/794644327313562/
【日時】11/10(火) 19:00 開場 / 19:30 開演 / 21時頃終演予定
【会場】曹洞宗 萬亀山 東長寺
    http://www.tochoji.jp/
    東京都新宿区四谷4-34
【出演】ヨシダダイキチ (シタール)
    アルナングシュ・チョウドリィ (タブラ) from India
【料金】*ご予約は事前振込をお願いしています。
     ご予約を頂きました際詳細をご案内いたします*
    ◎予約:2,800円 演奏会のみ
    ◎予約:3,200円 終演後1ドリンク付
    (限定40名・アルナングシュとの歓談もお楽しみ頂けます)
    ◎当日:3,500円 演奏会のみ
【予約・問合せ】E-mail : new.raga.acoustics@gmail.com

ーーー
▼11/11(水) 代々木・ミューズモード音楽院
「タブラ・ワークショップ 〜回転する円のリズム〜」
http://www.muse.ac.jp/extension/tabla/

ーーー
▼11/12(木) 幡ヶ谷・jicca
「アルナングシュ・チョウドリィ来日公演 × カレー&スパイス伝道師・渡辺玲 in jicca」

【日時】11/12(木) 19:00 open / 19:30頃 live start
【会場】jicca http://fromjicca.com/
    東京都渋谷区西原2-27-4 升本ビル2F奥
【出演】ヨシダダイキチ (シタール)
    アルナングシュ・チョウドリィ (タブラ) from India
【料理】渡辺玲 (カレー&スパイス伝道師)
【料金】4,300円(限定25名・本格インド料理ワンプレートディナー付)
    料金の事前振込み特典:1ドリンクサービス
    *振込み詳細についてはご予約を頂きました際ご案内いたします*
【予約】E-mail : new.raga.acoustics@gmail.com

    Tel : 03-5738-2235 (jicca:日曜日を除く18:00-トリイまで)

| インド音楽 | 14:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「重力で叩く」

12118725_364547217049030_2705954801568156015_n.jpg
photo: 浮花


「重力で叩く」


『山北塾』開講に当たって、パーカッショニスト・山北健一さんの、そのキャリアの中で培った独特の視点や言葉を「リズム観」として紹介していきます。

この講座には、共催者として関わっていきます。


**

重力で叩く???

「そんなに叩いて手が痛くならないんですか?」と聞かれた時に、「重力で叩いているので手が痛くなったりはしないんです。」というような表現をしていた。

その意味が気になったので伺ってみると、その昔NYやキューバに行って、向こうのミュージシャンを見た時に、体格も手の大きさも全然違う、という現実を知って、同じ様にやったのではとてもかなわないと思ったそうだ。そこで、楽器の叩き方、音の出し方、体の使い方を独自に追求してきたとのこと。

そうして生まれた表現が「重力で叩く」

つまり、筋力を使ってパワーで叩くのではなく、体に負担をかけず、なおかついかにクリアな音を出していくかという方向性に絞って追求した結果、手を振り上げて叩くのではなく、「ストンと重力に任せて落とす」という体の使い方に行きついたとのこと。

山北さんの手にはマメもないし、皮が固くもなっていない。それもこの「重力で叩く」ということと繋がっているらしい。

重力や動きの方向性を生かした体の使い方は、日本古来の体術などもそうだし、山北さんのコンガソロが、そういうものとシンクロして見えるのも必然的なのだと思う。



**
第一回『山北塾』

2015年11月20日(金)『目からウロコが落ちるリズム講座&ミニライブ』
https://www.facebook.com/events/946985718695664/

お問い合わせ、ご予約はFacebook又は yamakita@rf6.so-net.ne.jp までお願いいたします。

開場6:30 スタート7:30~9:00 参加費 ¥2,000 当日は簡単なソフトドリンクをご用意しています。

音楽堂 ano ano 
http://www.anoano.net/
〒170-0005
東京都豊島区南大塚1-49-2ハイム・デルムンド 1F

| リズム観 | 16:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。