タブラ奏者 指原一登 オフィシャルサイト

新着情報・ライブ情報・ブログは、新オフィシャルサイト kazutosashihara.com へ移行しました。HEAT bEAT MUSIC 主宰。公演企画・タブラ教室の運営を行っています。

2014年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年12月

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「Vision」


音楽に必要なもの。自分がどう取り組んで行くのか。



その点で、感銘を受けた記事を見つけた。
IT分野についての講演だけど、どのフィールドに置き換えても通じる本質的なものがあると思う。

http://wired.jp/2014/07/30/mit-ishii-evernotedays/


MIT-2_s.jpg




音楽を形作る技術、アイデア、伝えるため伝わるための手法、いろいろあるけれどその先に必要なもの。


音楽や芸術の場合、必ずしもニーズという概念が馴染まないところもあるかもしれない。純粋芸術のフィールドではそれを大衆芸術的だと排除する向きもあるかもしれない。

いわゆるハイアートに属するインド古典音楽も精神世界と繋がって行くという要素もあるのは事実だし、究極的にそこだけを追求していくという使われ方もある。ただそこまでいくと俗世を捨てて生きて行くという世界になってしまう。
でもニーズという言葉は、実は外的な他者によるニーズだけでなく、内的な自身のニーズというほうにも当てはまる。この自分のニーズに向き合うことの意味は、どの道を進もうが変わらない。






記事で語られてるキーワード自体は、横文字のカタカナ表記で書いてあるので全く頭に入って来ないけど、「アウフヘーベン(=止揚)」についての内容そのものは非常に共鳴できるものがあったので、以下いくつか抜粋します。


***

勝てるか勝てないかは分からないけれど、違ったパラダイム、違った考え方をぶつけてみることが大事です。ぶつけることによって新しい地平が開けてくるんじゃないか。これがアウフヘーベン(ヘーゲルが提唱した概念。日本語で「止揚」と訳される)です。

「独創」が一番大事です。でも一方ではコラボレーションしながら作り上げる「協創」も重要。そして究極的にはコンペティション、「競創」です。すごいモノを作ってお互いに悔しいなと思わせる。それが友情です。

「なんてすげえアイデアなんだ、ちくしょう。お前が思いつく前に、なんで俺が思いつかなかったんだ馬鹿野郎。今度見てろ」

この緊張感ですね。矢吹丈と力石徹です。分かりますか? みんなが仲良くしょうがないものを作ってもしょうがないわけです。

「独創」というのは境界に生まれる。バウンダリーあるいはエッジですね。違った次元の分野、あるいはフィールド、相手とぶつかるところ。アートとサイエンスがいい例です。

アイデアの衝突ですね。そこに新しい機会が生まれます。衝突せずにみんなが1つのアイデアに「万歳」って言ったら、ほとんど死んでますね。そこで停滞です。さらに、それがいまある既存の分野やパラダイムを超える、ジャンプする非常に貴重な動力になります。

わたしたちはボーダーにいます。ボーダーは不安定です。違和感があります。それが大事です。違和感がなかったら、もう終わっている。何かがおかしくなきゃ。

ミュージックとテクノロジーも同じです。ハッカーが自分で演奏する、そして楽器を作る。ずっと音楽をやってる人からすると、なんだこれノイズじゃないか、っていう(違和感がある)。そのせめぎ合いが大事です。

***

| インド音楽 | 18:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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『ヨシダダイキチ x 指原一登』at ゆうど 時間超過も無事終了!

昨日の『ヨシダダイキチx指原一登』、沢山の方にご来場いただきました。

お越し下さった皆様ありがとうございました!


yuudo_entrance_s.jpg






本番というのは一発勝負なのでやっぱり緊張する。
90分の演奏を集中力を切らさず遂げるメンタル的な準備も必要。
今回の演奏に臨むに当たっては、とにかくネガティブ要因を特定してはっきり認識して行く作業を行った。


良くポジティブシンキングということが言われるが、落とし穴として「ポジティブであることが目的化」してしまうというところがある。
「ポジティブな状態で居られればより良い結果が得られる」のは間違ってはいないと思うけど、ポジティブでいるために品質を下げて目標のラインを自分がポジティブでいられるラインまで下げてしまう。
そこで結果が得られなかったらもっと下げる。


逆に目標とするクオリティがある。現時点ではすごくそのラインが高く見える。
その場合にどうしてそのラインが高く見えるのかを特定していく作業としてネガティブ要因を書き出す。
技術的なことなのか、イメージやイマジネーションの部分なのか、心理的不安の部分なのか。


何しろ90分の映画や舞台を作り上げるつもりでやってるから、リハの度ごと日々の取り組み毎にこの作業をやっていくことで、漠然と高かったラインがどこにあるのか、また今やるべきこととそうでないことの取捨選択が出来るようになって、結果的にポジティブな状態へ持って行けた。
これは今後も続けるべき方法。



yuudo_s.jpg


昨日は90分と言ったのに終わってみれば110分になってました。。
会場やお客さんの雰囲気が良かったのと、ヨシダダイキチさんに用意してもらったYoshii9という機材の音の良さ、あとスルバハールという怪物が出たということもあったかもしれません。

ただ、90分というのはあくまで謳い文句的なもので、実際の現象としては時間感覚が歪むとか無くなるということを生み出していっているので、本来問題ではないところではあります。


それはそうと、このスルバハールという古い楽器は、ベースシタールとも形容されるようなデカくてサステインや倍音が半端ないもので、僕もインドでも聴いたことがありません。
初めて間近で聴きましたが、あまりにぶっ飛んでいます。ぶっ飛び過ぎているけど、なんと今回それでも聴かせるということが出来てしまったので、、今後また出ないとも限りません。。



『ヨシダダイキチ x 指原一登』次回の演奏は、12/11(木) 西荻窪・音や金時です。

どうぞお楽しみに!



| ライブレポート | 20:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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形骸化


懲りもせずまた難しいことを書こう。


舞台、映画、芝居や音楽も含めて、ある一定の時間を体験として不特定多数の人と共有するような作品では、最終的なところまで辿り着くのに実に膨大な時間と労力が注ぎ込まれている。

インド古典音楽の場合、その時間と労力はほとんど個人的な部分に費やされる。それは即興演奏という形態があって、個を極限まで高めて個人を超越していこうとしている部分があるから。まず型をなぞるまでの技術修得も個人的な作業として必要、その質を上げて行くことも必要。そこに向けられる努力は本当に必要だし1ミリも間違ってはいないけど、ちょっと視点をずらして、何のための型かと見てみると、「そこだけ」をやっているってことはどうなの?となる部分が見えてくる。


ここで例として、剣術の型において面白い言葉がある。
「戦いの中で型の順序そのままに動くことには意味がない。型は身体の運用理論であり、実戦に対応するための動きを作り上げる手段(方便)である」と黒田鉄山という人は言っている。「型の要求通りに動こうとすることで動きの質が変化する。逆に、表面の動きだけを似せて自分の動きやすいように動いてしまうと、型は形骸化する」とも。


上の言葉を音楽に当てはめてみるとどうだろう?
なんだか驚く程ぴったりくると感じる。
もちろん目指してる音楽を実戦と定義すればだけど。


剣術でも型の披露と実戦は別物。





ところで、シタール奏者・ヨシダダイキチさんのページの「聞いてみました」というコーナーで、僕のインタビューが紹介されています。良かったらご覧ください。
https://www.facebook.com/sitar.yoshidadaikiti




そしてまた懲りもせず90分の演奏をします。

141115_flyer_yuudo_s.jpg

「でも90分も演るって縁者側の一方的な押しつけじゃね?独りよがりじゃね?」 
という声も聞こえて来そうですが、、

音楽そのもののみならず目指してるものが何らかの事象として現れてくれば、これは誰にとってもまず悪いことではないので、
とりあえず、難しいこと抜きに純粋に演奏をお楽しみください。


11/15(土) 目白にて14:30〜です。
https://www.facebook.com/events/318305458341731/

どうぞお楽しみに!

| インド音楽 | 21:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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自分の演奏スタイル

ここずっと取り組んでいる90分の演奏。


この尺でないと表現しきれない世界、構築しきれないストーリーというのがやはりある。
半分に編集した映画では伝わらないものがあるように。



自分の演奏スタイルをしっかり築いていきたい。
そのためにもフルサイズの幅の中で表現し切れる表現力を、いかに自分の中に蓄積していけるか。
今の結果が10年後でもある。

http://b3halt.blog.fc2.com/blog-entry-1.html





明日はバーンスリー寺原太郎さんと演奏します。
もちろん90分一本です!


11/8(土) 西荻窪 音や金時 19:30〜

https://www.facebook.com/events/571076199689571/

お楽しみに!

| インド音楽 | 23:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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