タブラ奏者 指原一登 オフィシャルサイト

新着情報・ライブ情報・ブログは、新オフィシャルサイト kazutosashihara.com へ移行しました。HEAT bEAT MUSIC 主宰。公演企画・タブラ教室の運営を行っています。

2014年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年11月

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『Aki Ueda x 指原一登』無事終了!

ご来場いただいた皆様どうもありがとうございました!

141029_otokin_celestia_s.jpg



Akiさんの演奏で改めて強く感じたのは、音楽のDetailまで「形式知」に落とし込んで深く考察・研究して、それを再構築してそれぞれの展開から全体のストーリーまで緻密に表現しているということ。

緩急、ダイナミクス、間や展開のバランス、それを生き物としてのライブ演奏の上で表現していく表現力。



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そして音の繊細さ、繊細な感性・美意識というのは日本人として表現して行く上での特質になるということ。
インドでは割に大きな音を出すことが美徳みたいなところがある。ダイナミクスを出すところはさらに音量を上げる。
でも実際のところ、約100年前の宮廷時代でもないし、音響機器を使わず生音で演奏されることはほとんどない。
それを考えると、しっかり音を出すことはもちろん大事だけど、実際の環境で聴き手の耳に届くところでのバランスを考えた表現というほうが大事だ。


ただインドでも、らしくない(?)ほど繊細な表現をする若手奏者は出て来ている。もうほんと何人だからとか関係ないボーダーレスな時代。

果たして生き残って行けるのか。。



とにかくこれからまた徹底検証です。

つづく

| ライブレポート | 19:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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●11/15(土)『ヨシダダイキチ x 指原一登』at 古民家ゆうど

目白にある、井戸の湧く築80年の古民家「ゆうど」



目白は水が良いという。


甲武信州境から地下水脈を辿って地上に出てくるのがちょうど目白の辺りなのだそうだ。
「宙水」といって、関東ロームの粘土層がお盆のようになったところに溜まっている場所なのだとか。



そんな場所に建つ「ゆうど」には何か特別な空気が流れている。
良き水からの反響があるのかもしれない。

その場で編み上げられていくインド音楽にとっては場所はとても重要な要素。



しばし時を忘れ響きに耳を澄ませてはどうだろう?

自分の呼吸や細胞の響きも聴こえてくるかもしれない・・・





141115_flyer_yuudo_s.jpg



2014年11月15日(土)

【出演】ヨシダダイキチ(シタール)、指原一登(タブラ)

【場所】目白 ゆうど
新宿区下落合3-20-21
TEL: 03-5996-6151
http://blog.yu-do.noor.jp/
【時間】開場14:00/開演14:30
【料金】予約 2500円/当日 3000円(1ドリンク込)
【主催】HEAT bEAT MUSIC
【問合】heatbeatmusic.mail@gmail.com





◇プロフィール◇


ヨシダダイキチ sitar
yoshida_d_S.jpg

200年近くに渡りシタールの可能性を探求しているイムダッド派の7代目ウスタッド・シュジャート・カーンの弟子。
SAICOBABA、AlayaVijana、sitaar-tahで国内外のレーベルより多数のアルバムをリリース。また「ファティマとセミラ」「テュリ」をUAに楽曲提供、奄美民謡の朝崎郁恵のアルバム「はまさき」をプロデュース。多数のフェスティバルやTV、ラジオ番組への出演。シタールやインド音楽に関する本「シタールのほん」執筆。他、民謡~ポップス~現代アートなどインド古典音楽に留まらずボーダレスに活躍。
http://www.yoshidadaikiti.com/
http://www.facebook.com/sitar.yoshidadaikiti





指原一登 tabla
kazutosashihara_s.jpg

インドのラジャスターンにてBirju Devda氏のもと2002年よりタブラを学ぶ。
現在、コルカタにてPt.Anindo Chatterjee、Anubrata Chatterjee両氏、及び国内にてU-zhaan氏に師事。
来日アーティストとの共演、台湾公演など、国内に留まらない活動を視野に入れ、精力的な演奏活動を展開中。
よみうりカルチャー講師として、荻窪・柏・大宮、各教室でタブラ講座開講中。
http://kazootbeat.blog47.fc2.com/

| ライブ予定 | 16:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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テンポの話

先日『Chatur Nati』というインド古典舞踊の公演を観てきたけど、素晴らしかった。
やはりこれもインドの伝統を日本人が演じているのだけれど、ずっと考えてる「消費と創造」の視点から見ると完全に創造側だからだ。

chaturnati_s.jpg


だいたいインドについてあまり知らない人からしてみればピンと来ないかもしれないけど、インドといっても1つの国というよりインド文化圏という感じで、言葉もそれぞれなら踊りを始め芸能もそれぞれだ。ヨーロッパ文化圏でいろいろな言語・音楽・芸能があるのをイメージしてもらった方が近いかもしれない。
そんな中で3つの異なる地方の異なる伝統舞踊を一緒に同じ演目で踊るというのは相当画期的なアイディア・チャレンジだと思う。これを実現していたのがその公演。
終演後に話をしていた際に、何が難しかったかというとその「テンポ」だと言っていた。

体の使い方・表現手法が違うというのはもちろんあるけど、それ以前に根本的なテンポがそれぞれの踊りで違うのだ。




少し前に行った能の舞台。
テンポという切り口で見ていくと、序破急という構成の始めの序の部分は現代人の感覚からするとやはり遅い。物語の始めの部分で多くの人が寝てしまっている光景からも見てとれた。

能舞台_s




ここで、ものすごくざっくりだけど、一般にバラードとして聴いている音楽がbpmでいうと80とかのテンポ、でポップスだと人間の中心テンポと言われているbpm100あたりを中心として作られていることが多くて、120くらいになるとノリのいい感じになる。
そもそもテンポというのは原始的感覚と関係が深くて、その生理的な影響・効果には普遍的なものがあるといわれている。だから商業音楽ではそれを当然利用(少なくとも作り手は意識)している。
ヒーリング音楽ならもっと落とすし、もっとアッパーにしたければ上げる。


で、例えば100を半分の50、倍の200にしても刻みが変わるけどその生理的な効果の部分では共通していて変わらない。
40=80=160、60=120=240。



先ほどの例の能では、序破急の急の部分は130~140まで上がってたんで、だいぶ緊張感のあるテンポになっていた。





先日来日していたスティーブさん。
ガットと言われるタブラとの合奏部分の入りのテンポは、彼の場合だいたい50〜60の間。
特にU-zhaanと演るときは60くらいで割とノリ良く入ることが多い。2時間という長丁場のコンサートの時もいたずらにテンポを落として間延びさせるのではなく入りは50だった。
ここは音楽の型としてしっかり守られている部分。



聴衆を掴む音楽の要素はもちろん色々あるけれど、音楽的素養や知識があろうとなかろうと生理的に伝わってしまう要素、そう言う意味では「テンポ」という要素はあまりにも大きい。
それは子供や赤ん坊にはよりダイレクトに伝わるし、老人介護施設などでの音楽レクチャーでも取り入れられていることだ。

人を眠りに誘うことも出来るし、覚醒させることもできる。心を躍らせたりゆったりも。


即興というのは何でもありと取られることも、またそういう音楽もあるけれど、インド音楽の場合は即興は多くの制約つまり厳格な型のなかで繰り広げられる。
だから難しいけど面白い。

色々な要素を「形式知」に落とし込んで行くことで、またその先にあるものを目指せたらと思う。




今週、10/29(水)は音や金時で敬愛するAkiさんとのライブ。
ぜひいらしてください!
https://www.facebook.com/events/1542381872662892/





| 音楽 | 23:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「学ぶこと」の代わりに行うこと


「その分野を学ぶ代わりに、その分野のことを考える。その分野の生徒になる代わりにその分野に”なる”。



もしかしたら何か新しいものを創造できるかもしれない。」


http://logmi.jp/19098



過去の天才たちが「学ぶこと」の代わりに行っていた”あること”について13歳の少年が語った内容についての記事。
stop learning, start thinking, start creating, be the field.






これを例によって、インド古典音楽に置きかえてみる。


まず、インド音楽に限らず伝統の世界では「一生修行の身」であるということが言われる。

伝統であるから、もちろん受け継がれて来た膨大な知識・技術・精神等を学び、磨いてく。そこに天井はないから一生仕事になる。
確かにここに間違いはない。


ただ、ポイントは一生Learnerでいる限り一生何も「創造」することは出来ない、ということ。




例えば、ラヴィ・シャンカール。
彼がいなければインド音楽がこれほど世界中に広まることはなかっただろう。
彼がしたことはまさにThinkとCreateだ。
その自伝の中でも、「口頭伝承と即興を基盤としている北インド古典音楽が持つ本質は、絶えず形を変えていくことを求めること」と言っている。
受け継いでいるだけではないということ。


彼の師匠であるアラウッディン・カーンもまた革新者だった。


インド音楽の基礎は全て声楽だと言われるが、その声楽の要素をさらに加えて器楽音楽に変革をもたらしたヴィラヤット・カーン。


インド古典には不向きだと言われたサントゥールを、インド音楽における重要な楽器にしたシヴクマール・シャルマ。



メロディとのコンビネーションなどタブラの可能性を広げ、それ以降のタブラ奏者の地位まで変えてしまったザキール・フセイン。

など、インド音楽には、その時代時代を切り開いたパイオニアが沢山いる。




それは彼らが天才だったから?そう言いたくはなるけれど。。
もちろん途方もない献身はある。
ただ、それぞれの変革をもたらした直接の理由については、「天才だったから」でなく少年の言う通りだと思う。


色々な状況・環境はあるにせよ、「彼らがしたすべてのことは、学ぶことから考えることへ、そして創造することへ移行したということ」と、この少年は語っている。
一方で「高い能力を持ちながらも創造をしない人達もたくさんいる」とも。



インドに行って先生に習う、でもずっと先生の側で学んでいられる訳ではない。
年間の大半は日本にいる。

その間にやるべきこと。その指標になるんじゃないかと思う。
start thinking, start creating



インド古典音楽は譜面通り演奏されるものではなく、即興をベースとしている点、これは古典とは言ってもこの音楽がもつ「未来へつながる可能性」の大きな要素だと思う。


古きを保存することでなく、現代に伝わる音楽として演奏することが出来る。
そしてその点こそ、外国人であろうとこの伝統音楽を取り組んでいける可能性なのではないかと思う。




「その分野を学ぶ代わりに、その分野のことを考える。その分野の生徒になる代わりにその分野に”なる”。
もしかしたら何か新しいものを創造できるかもしれない。」


| インド音楽 | 16:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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能と素人弟子


「インドの伝統音楽を日本人の自分がどうやっていくのか」


音楽をやるのに、日本人だからとかそうじゃないとか、伝統がどうのとかそんな小難しいこと抜きにして楽しければいいじゃん、というのは「消費と創造」でいうと消費の話。


それで生きて行く、仕事にして行くには、どの仕事でも同じだけど、社会と関わってそのどこかに価値を生み出して行かなければならない。

「金のためにやるのが仕事」という発想は根本的に間違っていて、そもそもそれでは何も生み出せない。



noh_amateur05-thumb-475x357-14166.jpg

先日、能を鑑賞してきたのもあり、能界についての記事を読んでいた。
http://www.wochikochi.jp/relayessay/2014/01/noh-amateur.php


伝統芸能のおかれている状況は大体共通している部分が多い。

能でもやはり「消費と創造」の状況は起こっている。
懐古主義に陥ると伝統という遺産を食いつぶすだけだ。


インド古典音楽をやる日本人という状況に置き換えてみれば、記事の最後のほうのくだり、外国人弟子という立場になるだろう。
「外国人による創作活動の多くは、質の高くない表面的な模倣に終わっている」
これが現状。

「停滞期を脱する鍵を握るのは多様化と解放」
「現代世界で発展を遂げるためには自由と創造性が不可欠な要素」
これが取り組むためのキーワード。

「内側と外側の両方を橋渡しする能力を持つ存在」
記事ではここがひとつのまとめになっている。

そういう存在意義もありうるとは思う。
ただ、単にこの音楽が持っている可能性からしても、自分の目指したいところからしても、そこが最終地点ではない。

ひとつ重要になってくると思う発想として、
"stop learning, start thinking, start creating"
というのがある。


これもまとめるとかなりボリュームがある内容になるので、また次回にしようと思う。
ちょっと急に横文字にもなったし・・・



| インド音楽 | 23:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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●10/29(水)『Aki Ueda x 指原一登』


抜けるような高い空、空気の澄みゆくなかでの光影、大空に舞い上がってゆくストーリー、ジャンルも流派も飛び越えて行く。


「映画を観るように音楽を」





今年6月に開催した『印度音楽世界』で、強烈な印象を残したシタール奏者・Aki Ueda。

今回はついに直接共演です!




もちろん、ショートカットなしのフルサイズの演奏をお楽しみいただきたいと思います。



どうぞお楽しみに!





flyer 141029_2




頬を撫でる

ささやきのような優しい風

高い空に浮かぶ

雲間にすっと消えた

翼があれば

どこまでも飛んでゆける

あの雲のもっともっと向こうへ







2014年10月29日(水)



【出演】Aki Ueda(シタール)
指原一登(タブラ)

【場所】音や金時
杉並区西荻北2-2-14 喜志コーポB1
TEL: 03-5382-2020
【時間】開場18:30/開演19:30
【料金】2500円
【主催】HEAT bEAT MUSIC
【問合】heatbeatmusic.mail@gmail.com





Aki Ueda

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1994 年からシタールを学び始め、 1996 年のインド UP 政府主催の音楽コンクールのシタール部門にて第1位を受賞。
現在シタールをUstad Shujaat Khanに師事。
1998 年、ヨーロッパにて演奏活動を開始、ドイツを中心にヨーロッパ、イスラエル等でコンサートやレコーディングに参加。
音楽活動と平行し、舞台公演のプロデュースなども行っている。

http://akiueda.com/




指原一登(Kazuto Sashihara)

インドのラジャスターンにてBirju Devda氏のもと2002年よりタブラを学ぶ。
現在、コルカタにてPt.Anindo Chatterjee、Anubrata Chatterjee両氏、及び国内にてU-zhaan氏に師事。
来日アーティストとの共演、台湾公演など、国内に留まらない活動を視野に入れ、精力的に演奏活動を展開中。
よみうりカルチャー講師として、荻窪・柏・大宮、各教室でタブラ講座を開講中。
HEAT bEAT MUSIC主催。

| ライブ予定 | 22:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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